QUALITY
ー 品質 ー
品質を守るための5つのお約束
『永く・心地よく・健やかに』暮らせる性能を守る家づくり
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1.エアコン・床暖を使わず四季の変化に対応できること
永く・健康に住まうためにも「一年を通して心地の良い室内空間」であることは非常に重要です。
German Eco Houseには、エアコンはありません。
そのためにも家本体で一定の温度を保てる気密・断熱・遮熱・透湿性能を備えた上で「PS」という環境設備を設置し、家全体を均一な温熱環境に保ちます。
上下の温度差、部屋ごとの温度差、湿気による被害などが起こる状態を防ぐためにエアコンや除湿器、床暖などの部分的な機器に頼らなければいけない住まいでは、結局のところランニングコストを浪費することになります。
2.長い年月を住まうためのメンテナンスができること
私たちは「メンテナンスフリー」を謳いません。
永く住まう、または住みたいと思える家を実現するためにメンテナンスは必須です。
住宅に限らず、すべての建築物は実にたくさんの部材・素材・製品から構成されています。
それらの耐久年数は様々ですが「高耐久・メンテナンスフリー」を謳った商品が多く開発されています。
できれば永く使えてメンテナンスも必要ないものがいいのは当然ですが、厳しい環境下に晒される建築物ですからそのようにパーフェクトな建材は存在しないのです。
現在、主に住宅に使用されている建材・設備の多くは「メンテナンスできない、もしくは多額の費用が掛かる」というものです。
毎日使う建物だからこそ、日常の中での清掃や簡単に補修ができる材料や構法を厳選し、メンテナンスすることを前提とした家づくりを行います。
3.人と環境にやさしい素材で次世代へ負担を残さないこと
家を構成する材料の中には強い化学物質を含んだものも多くあります。
長い時間と年月を過ごす家で微量ながらも毎日それらが蓄積されることにより、近年問題となっているシックハウス症候群や化学物質過敏症などを発症される方もいらっしゃいます。
また、このように身体へ影響のある建材は簡単に燃えるゴミとして処分することができず、埋め立てる、もしくは有害ガスを発生させながらも燃やすことになります。
日本では年間に約35万軒の家が解体され、ゴミとして処理されているという現実から考えても、これらの建材がもたらす環境負荷の大きさは容易に想像できるのではないでしょうか。
また、German Eco Houseの家では人が吸う空気をダクトから出しません。壁体面や天井面に配置されたダクトの中を常にきれいな状態に保つことは難しく、ほこりやカビによるウィルスを含んだ空気を巻き散らかす原因となります。
だからこそエアコンや一般的な第1種換気、全館空調システムなどダクトを用いて給気する方式の機器は導入しません。
一番安心して深呼吸のできる居場所が家となるような空気環境とすることはもちろんのこと、未来へ負担をかけない建材を選定することが私たちの素材選定の軸です。
4.台風・地震等の自然災害に耐える強さをもつこと
「耐震等級」という基準は既によく目にされているかと思います。
主に地震に対する建物の強さを表したもので、等級3が最高レベルとなります。
最近では「耐震等級3」を特徴とする住宅も多く見受けられますが、この等級の算定には2通りの方法があることをご存知でしょうか。
1つは【構造計算】による算定。2つめは【構造計算が不要な2階以下の木造住宅に適用される基準】による算定です。
耐震等級1~3の基準には、等級1の性能を基本とすると以下のような基準があります。
等級2=等級1の1.25倍
等級3=等級1の1.5倍
この簡単な倍数の定義のみを取って、主には壁の量の倍数と同様に増やすことによって耐震等級3を謳うという手法ですが、全ての建物は当然ながら建つ場所も違えば、間取りやそこにかかる重量も異なります。
このように単純な計算で本当の強さが図れるかどうかはみなさんも想像するところではないでしょうか。
私たちはそのような曖昧な基準に頼った構造ではなく、1棟1棟確実に計算された強度をお客様に提示します。
また、建物の根幹となる基礎においても一般的な「地上梁ベタ基礎工法」ではなく、構造計算によって強度を確かめることができる「地中梁ベタ基礎工法」を採用し、木材の美しさやしなやかさを十分に活かしながら、地震に負けない強さや可変性を併せ持った構法で安心して集える居場所をつくります。
5.時代に流されない美しさをデザインの柱とすること
デザインや間取りは自由です。
世間一般で分類される洋風、モダン、和風などの定義でデザインを決めていることはありません。ただし、上記のように私たちの家づくりには確固たる指針があります。
それらの品質を実現する素材の選定を行うことを優先するため、単純に見た目だけを整える家づくりは行いません。
生涯住まう家を一過性の流行に沿った素材や建材、または模様などで飾ることがデザインではないからです。
デザインというとどうしても突飛なもの、奇抜なもの、流行のものという考えが出てきますが、本来は人を心地よくするためのものであり、そこに目的や意味があるものだと考えています。
家はファストファッションではありません。
永く・心地よく寄り添うデザインとは何か、年を重ねても楽しく自分らしくいられる、その人なりのデザインとは何か…ということを柱に私たちは家づくりにおけるデザインを提案します。